大した思い出でもない思い出の品

湯呑です。 😯

もう20年以上は使い続けていますが、
程よい大きさなのです。

仕事でうまくもない酒を飲んだ夜の数件目
日付の変わった真夜中のバーで、
やっと終わったとホッとしたとき、
店の何周年記念とかでもらったものです。

飲むたびにその時の情景が思い出され、
早く帰りたいと感じた切ない心だけがいっしょにやってきます。

これがなければ、
一生心に蓋をして出てこない記憶ですが、
これがあるためにお茶を飲めば蘇ってしまうのです。 😳

捨てればいいんじゃないか?
そうお思いの方いらっしゃるでしょう。

なんとなく20年以上も過ぎてしまうと、
積極的に思い出したくない記憶も
人生の1ページとして重みを持つようになってしまうのです。

思い出としてしまっておきたいものの中には、
思い出したくない思い出もあるという不思議な話です 😕