風雪に耐えた味わい

このところ高層マンションや商業ビルの建設ラッシュが続いています。

洗練されたビルが建ち並び、
美的空間がどんどん出現していますが、
ちょっとした未来社会に身を置いている気にもなるものです。 😀

しかし、基本的に建物は消耗品であることに違いはありません。

今日明日何も変わっていないように見えても、
風化という現象は着実に進行し、
長い年月の後には劣化した状態に達するわけです。

そして、その結果はこの通り! 😯

目の前にはレンガ色のくたびれたビルが立っております。
表面はすすぼけいくつもの亀裂が走り、
まるで爺さん婆さんの顔を見ているようで、
おチュウは毎朝鏡に写る自分の姿を思い浮かべていました。

しかし、何とも言えない魅力的な風合いが感じられ、
風雪に耐えるとはこのようなことなのだと感じ入ったのです。

しばし立ち止まりビルと対峙。
その歩んできた歴史を想像していました。