遥かなるカレーライス
時代の進展と共に、巷には専門店と称する差別化を目的とした、その店にしかないものを置く店が増えています。
カレーライスとて例外ではありません。
他店と同じものを提供していては、何ら特徴はなく、埋もれてしまいます。
特におチュウの住んでいる界隈、舌の肥えた食道楽の大阪人に認められるには、それはそれは並大抵の努力ではだめなのでしょう。
先日来ゆうチュウと出かけているカレー屋ですが、ここも御多分に漏れず専門店の様相を呈しているのです。
確かに他店と比較して、店の内装がちょっと違い、カレーの味自体も独特のものを出していて、実際おいしいのです。
しかし、カレーライスとはこのようなものであったのか。
もはやおチュウの定義するところのカレーではありません。
別の作品でしょう。
ではおチュウのカレーライスとは?
オリエンタルインドカレー、ハウスバーモンドカレー、やや近いところではハウスジャワカレー
これがおチュウのカレーライスなのであります。
要するに、家庭で作る市販のカレー
ちょっと悲しいか?
でも、ここまでくれば別の名前で売り出してもいいのではないかと思うのですが、それはそれで認知されるまで余計な負荷を負わなければならない。