今年も残り少なく
この時期になれば、郵便ポストには喪中の知らせがちらほら届きます。
おチュウのもとにも昨日一枚。
小さい頃お世話になった、友達のお母さんの訃報を知らせるものでした。
考えてみれば、友人とは三十年以上も会っていませんでした。必然的に彼のお母さんにもそれだけ会っていなかったことになります。
その気になればいつでも会える。
そう思いつつ、日々の暮らしに追われるうちに、膨大な時間が経過してしまったと今更ながら感じるのです。
と同時に、おチュウにはその間様々な出来事があり今に至っていることにも、そのはがきは気付かせてくれました。
友人も彼のお母さんも同様でしょう。
おチュウと同じだけの時間を生き、いろんな出来事に接してきたはずです。
交通事情が劇的に進化を遂げた今日でも、遠く離れて住んでいるという居住の距離感は心の中に存在し、いつでも会えるという感覚に無言の壁を作っていることにも気づかされました。