秋の気配の中で

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イチモンジセセリを見つけ

シャッターを押しました。

どこにでもいるチョウです。

都会の片隅でも

このようにさりげなく ——

よく見ると

折りたたんだハネがボロボロです。

ずいぶん長く生きてきたのでしょう。

秋の進行を全身で感じながら

残された時間を思っているのでしょうか。

おチュウはふと自分に置き換え

残された人生を思い

イチモンジセセリに親近感を持ちましたが、

突然の一方的な仲間意識に

迷惑だったのでしょう。

飛び去ってしまいました。