魚口密度
ペットショップの店頭です
人口密度、いや魚口密度の高い水槽です
バブリングしているとはいえ
息苦しさが伝わってきます。
居酒屋の水槽とは違って
注文イコール命に直結するような
そこまでの緊張感はなく、
いずれ買い取られ
どこかの家の水槽で
違った日々を過ごすことになるのでしょう。
たぶんそのうち飽きられて
川や池に放流
飼い主は命を救ったと勘違い。
たまたま繁殖力の強い魚は
数年後には外来魚として
生態系を乱す悪者として再登場する。
なんで?
ただ生きてきただけですねん
そんな言い訳は通用しません。
押し合いへし合い
おチュウはこの暑苦しい水槽の
魚たちを見ながら
ふと、
世の哀れを感じたのです。
おチュウの妄想