年末大売り出しを歩く

近ごろはデパート、スーパー、コンビニに行けば、
欲しいものがまとめて手に入る時代となりました。

でも、おチュウの小さいころはそんな便利な店はなく、
魚が欲しければ魚屋さんへ、
野菜が欲しければ八百屋さんへ、
肉が欲しければ肉屋さんへ、
‥‥‥‥、
いちいち個別に行かなければなりませんでした。

それも大体は離れて存在しているものだから、
あちらこちらへ歩いて行かなければならず、
よくお使いに派遣されたものです。

もうちょっと町なかに出てくれば、
公設市場のようなところもあり、
そこにはいろんな店が集中しているためそこで事足りたのです。

でも、おチュウの家から公設市場に行くまでに、
ちょっとした距離があり、
その途中にいろんな店が点在していたため、
到着時点で用が済んでいるという残念な結果でした。

年末には決まって大売り出しが行われ、
買い物の手としてついていったのですが、
写真のような雰囲気も年々少なくなっているようです。

このような場所に行くと時間が逆戻りしてしまい、
なんとなくノスタルジーを感じてしまうのです。

写真に写っているおじさんも
似た雰囲気を醸し出しながら歩いています。
つい後姿に哀愁を感じ取ってしまうおチュウでした。