過行く車窓の風景に

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和歌山の橋本を過ぎ、

奈良の高田に近づく。

単調な田舎の風景が続いている

まだ春先で桜には少し早いけど

白い花をつけ

遠目には桜に見える木が点在している。

それとも、

早咲きの桜なのか?

おチュウにはわかりません

遥か昔から

このような田園のある眺め、

変わっていないんだろうなあ

数少ない車中の人々には

毎日の生活そのもので

何の感慨も湧かないとは思うけど、

旅先の

おチュウにとっては

少し感傷に浸れる

恰好の舞台設定が続いているのです。

時々刻々

雲が低く垂れこめてきて、

雨の気配を感じます。

天気予報では

もう降り始めていてもいいはずですが。

到着はまだ先なのかもしれません。

それにしても、

大阪の地下鉄とは

一駅の間隔が全然違うのです。

ずいぶん乗っているのに

未だ次の駅には着かない。

人の生活感の希薄さを実感しつつも、

電車は軋みながら

次の駅へと急いでいる。



日常

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