おチュウ、出し抜かれる

つまらん話ですが、
先日ゆうチュウさんと二人で
とある国民休暇村に出かけたときのことです。

その日は平日ということで、
若者たちの姿は少く、
でも爺さん婆さんは暑さにもめげずに大挙参集しておりました。

食事時のことです。
バイキングでしたが、
時間の少し前レストランに到着
すでに十人以上がうろうろ。
ところが皆さんの動きが鈍い。
お体がご不自由なのでしょう。
そう思い、
時間になりドアが開き
おチュウたちもゆっくり中に入ろうとした瞬間、
方々があっという間にわれ先にと入り口に殺到し、
あっさり先を越されてしまいました。

 

また、チェックアウトも終わりロビーで送迎バスを待っていた時のことです。
お体のご不自由そうな老夫妻が何組もソファーに座っていたのですが、
立つのも大儀そうな様子。
そうこうする間にマイクロバスが到着、
おチュウたちがゆっくり行こうとすると
ほぼ同時に
ご老人たちは一気にバスに殺到
その素早さに再び後れを取ることに ‥‥

感心したのは、
その瞬間の身のこなしの速さです。
というか、
何だったんだ。それまでの鈍い動きは!

まあそんな感じです。
さすが80年余りこの世知辛い日本で生き抜いてこられた方々。
おチュウたちはまだまだ若いということが分かった次第です。

別にいいんだけどね。
ちょっと食べるのが後になったり、
バスに乗るのが後になるくらい。

でもなんかこう ‥‥、出し抜かれ感があり、
相手の策にはまってしまった感もあり、
ちょっともやもや。

 

ご飯を残すことの罪悪感

人間をなん十年やっても
若い頃の生活は体に染みついているものでしょう。
おチュウとて例外ではありません。

ご飯を残すことの罪悪感も
その一例かもしれません。
そして、それは小学校の給食に根源があるのかもしれません。

完食しなければ終わりにならず、
先生が横にいて
ズルして捨ててしまわないか見張っていたものです。

食べ物の大事さを伝えようとする意図はわかりますが、
のちにこの飽食の時代がやって来て、
弊害となっているのではないかとおチュウは思っています。

そうです。
残すことに勇気を持たなければ、
高カロリー食の多い昨今のことです。
たちどころに、成人病になるリスクは高まってしまうのです。

さりとて、
体に染みついたものは如何ともし難く、
目の前の食卓に並んだ料理を目の当たりにすると
わき目も振らずに食べてしまうおチュウがそこに居ます。

食事をして命を縮めてはしないか?
これじゃあだめだ!

ついつい猫の老い先を案じる

長谷寺のひなびた門前町です。
歴史を感じさせてくれる瞬間でもあります。

歩いていると、
何やら店先に猫の置物みたいなもの?
ではなく、団子屋の売場に本物の猫が休んでいるのでした。

まだ時間が早く開店までには間があるようです。
田舎の門前町の土産屋に団子
これは至ってありがちなパターンですが、
その店先に猫がいるのも普通過ぎる光景ではあります。

本来ならブログネタにもならないレベルの話ですが、
よくよく見ると猫の毛がささくれ立って
所どころ毛が抜けていたりするわけです。

ずいぶん年老いた猫のようですが、
なんとなくおチュウと共通するある種のものを感じ、
この世のはかなさを共有してしまいました。

頑張ってくれよと思い、
写真を一枚!

でも、
あんまりかわいい猫でもなさそうなので
ちょっかい出さずに去ることにしました。

旅一座の子供の将来を思う

しばらく間が開きましたが、
再び奈良は榛原のやまと座にやってきました。

大衆演劇を観ることになりますが、
前回とは違って少し毛色の異なる旅一座です。

一ヶ月毎に別の一座がやって来ては月単位で興行し、
翌月には別の場所へと旅する一座
でも今回は幼い子供の姿がありました。

一座の子供なのでしょう。
これほど幼いころから舞台に立ち
そして芸を磨いてゆく。

ひと昔前の時代劇に出てくるような情景を
おチュウは今の世に目の当たりにしたのです。
そして、はて? 待てよ
歌舞伎の世界でも同じような光景を見たな

立場は違えど、
このような代々受け継がれていく家単位の芸というものは
共通したものであるのでしょうねえ

そもそも歌舞伎自体も
その昔の旅一座の発展したものであることからすれば
通じるところは当然あるわけで ‥‥

しかし、いずれも子供の人生の選択肢は
今の世にありながら
ずいぶんと間口の狭いものであることは否めません。

ここから逸脱しようとすれば、
それは膨大なエネルギーがいることでしょう。

この子の演技をみながら
ついつい好きな道であってくれよと
おチュウは思ったのでした。



山村の新聞屋さん

奈良の山間部を歩いていました。
晩夏の夕刻です。
険しい山道を登ったかと思うと、今度は急な下り坂

膝ががくがく
折しも西日を受け、服は汗でぐしょぐしょ
宿はまだかあ!

ふと遠くにいろんな看板が並んでいる
ちょっと不思議な建物が見えてきました。
近づくと全部新聞社の看板です。

さび付いてほとんど字が見えなくなっているものもあるけど、
おチュウが知っている新聞社がほぼ並んでいます。
中には知らないものも ‥‥

新聞販売所であることは理解できました。
でもこれだけ看板があるということは、
この辺じゃ販売所はここだけなんだ。 きっと

面白い光景に写真を一枚
うーん。しかし‥‥
この険しくも細く曲がりくねった山道の各所に点在する家々
毎日朝夕配達ですか ‥‥、大変だ

独占企業?
生活は安定してる?
でも、その厳しい労働を容易に想像できてしまうわけです。

だって、おいしい商売だったら俺もやろうという人が出てくるはず。
それがそうじゃないことを看板は物語っている。

それに、今さらやめるわけにもいかないのかも。

とにかく、
皆様方にニュースをお届けしようという
その熱い使命感に脱帽しました。