ここはじっと我慢のイチョウ
めったに通ることはありません。
この前は確か数年前になるなあ、
そう思いながら表通りに出たのですが ‥‥
あれ?
妙な格好になってる!
小さな祠のような存在を以前から知っていたのですが、
そこに植わっている見事なイチョウの姿はなくなり、
傾いて短くなってしまっていたのです。
台風か豪雨でやられたのかもしれません。
しかし、この祠の存在を誇示するかのような象徴だったのです。
八百万の神のどの神様か知りませんが、
シンボリックなイチョウが無くなってしまっては存在感が半減してしまいそう。
そこで、傾いて道に出てしまっている部分は切ってしまい、
これ以上傾かないようにつっかえ棒をしたのか?
枯れてるように見えて、
春には芽が出てくるのでしょう。
その証拠に細い枝が何本も空を向いて伸びています。
だから、最近じゃなく数年前にはこの状態になったはずです。
しかし、こんな不安定なものいつまでこの状態で維持できるのか、
明らかに重心がずれている様に見受けられます。
それにくらべ、ちゃっちいつっかえ棒に少々不安を覚えながら
おチュウは通り過ぎたのでした。