薬師寺にて

出かけるころは曇っていましたが、

電車で約1時間、

西ノ京駅に着く頃には晴れ渡り、

気持ちの良い青空が広がっていました。

近いということは、

遠いということの裏返しでもありそうです。

和歌山で育ち大阪暮らしと合わせて35年近く、

ところが薬師寺は初めてです。

修学旅行や遠足で隣の奈良には何度も来ましたが ——。

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それにしても大講堂の前で、

気持ちよさそうにギターを弾き歌うのは誰?

この広い境内に響き渡る演奏を耳にし、

アーテイストたちがここでコンサートやっていた映像をふと思い出しました。

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東塔は解体修理中につき見られませんが、

白鳳時代の創建当時には、

朱色の鮮やかな建造物が並んでいたことでしょう。

平成15年完成の大講堂の力強さと近くの全体的に黒ずんだ鐘楼との対比が、

千数百年という時間の長さや重さを感じさせてくれます。


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