土地勘とは
梅田の駅前を一望できるビルで
ゆうチュウと待ち合わせをしました。
外を見てしばらくほげーっと ——
ふと下の方を見ると工事中です。
かなり広範囲にわたるようですが、
また新しいビルが何棟かできるのでしょう。
そして完成した頃には
また別の場所でビルの取り壊しが始まり
建設が始まる。
街の再生は一時の休みもありません。
数年後にやってきた時は、
以前の景観はすっかり忘れ去っているかも知れません。
これが東京だともっとダイナミックです。
学生時代に暮らした場所に行っても
面影が全くなかったりします。
しかし、如何に変わろうとも
不思議と行けてしまうのは、
土地勘があるということでしょう。
建物は変わってしまっても
道は容易には変わりません。
たぶん歩いた道の記憶が頭に残っていて
それが土地勘として発揮されるのではないかと
おチュウは考えています。