カモメ社会の事情

おそらく水辺に一番近い場所が生存競争を勝ち抜くうえで有利な場所なのでしょう。

一列に並んで動こうとしません。

おチュウが横を通っても、様子を覗いながらこちらの出方を見定めているだけです。

 

ところが一定数以上になると、もはや最適な場所は塞がれており、

その他の場所でたむろするしかなくなってきます。

そしてごらんの通り、この過密感!

 

なぜあの場所がいいのか?

おチュウは頭をひねりました。

いろいろ考えるに、

水辺に一番近い位置が最善というのではなく、

歩道からもっとも離れているからということではないか。

 

そう考えると、

人からの脅威を受ける確率のより低いところ、

すなわち生き残れる確率の最も高い場所ということで、おチュウは何とか納得したのでした。

それだけの話かもしれません。

 


日常

前の記事

高齢社会とは