おチュウ、大衆演劇を観る ~その2

劇場は170席

中の様子も昭和感漂い、

平成の世にこのような空間が存在していたなんて

レトロ好きのおチュウは少なからず感激したのであります。

ところで、今日の公演は?

沢村慎太郎劇団 ‥‥ 知らん、ごめん

そもそもこの手の劇を見ること自体初めてなのです。

そこはそういうことで勘弁してもらいたい。

この歳になると、

生きている間にできるだけ見たことのないものは見ておきたい

という妙な切迫感も芽生えてきます。

前日電話で、「予約しておいた方が良いですか?」と聞いてみると、

「そんなあんた、ガラガラだから予約なんていりませんよ」とのことだったが、

中に入ってみるとけっこう席が埋まっている。

客が一件少なそうには見えましたが、

すでに座席には何か置かれていて、場所取りがおこなわれていました。

おチュウ、客層に際立った特徴があることに気付く。

つまり、圧倒的に高齢女性、つまり婆さんとその前段階の人々の多さだ。

ひょっとして大阪のライブ会場なんかと違い

お通夜のような盛り上がらない公演なのかもしれないなあ。

とにかく、初めてなので端の方の席に座り小さくなっていた。

ふと後方を見ると売店がある。

昼だから何か食べておこう。 売店へ

狭いのでけっこうごった返している。

あれ? なんと、観劇弁当があるではないか!

買おうと思い近づくと、「はい、300円です」

安う!

よく見ると小さな透明容器に焼きそばと小さなおにぎり一個

‥‥

弁当はそれしかないようだから、お茶と合わせて買う。

420円

ふと横のカウンターを見ると鍋が置かれていて、団子みたいなものが一杯入っている。

???

ピリ辛こんにゃく。3個100円 とある。

「これどういうとき食べるん?」

横のおばさんに聞いたけど、「観ながら食べるんよ」と曖昧な返事

さらには、「兄ちゃん焼いもいかがですか?」

このくそ暑いのに焼いも作って売ってるんだ。

さすがに客はほぼ女性だから焼きイモか

こんにゃくやイモは買わずに席に戻り、

弁当を食べる。

あっという間に終わってしまったけどね。

なかなか劇が始まるところまで行かないが、今日はここまで。