現代風小川で戯れる子供たち
おチュウの子供のころ
近くには小川が流れておりまして、
ずぶぬれになりながら遊んだものでした。
岸辺には雑草が生い茂っていたため、
どこから川なのかよくわからず、
近づいていくと自然と川の中に入っているといった具合で、
エビやらメダカやらよく捕まえなものです。
先日地下街を歩いていると、
店の周囲を小川に見立てて水を流しており、
ちょっとした清涼感を出そうとしています。
その脇で子供たちが中をのぞいておりました。
まあどばり込んだところで大した深さではないのだろうけれど、
お母さんが盛んに近づくなと声を張り上げているのです。
おチュウの子供のころとは違って、
守られているなあと思ったのですが、
ただ、そこには魚もエビもなく、
人工の浄化水が流れているだけなのです。
なかなか清涼感は出せても
子供の好奇心を満足させるのは難しいと思った次第です。