年に一度思い出す光景

子供のころ近所にノウゼンカズラの古木が植わった家があり、
毎日その前を通学していました。 😕 

夏になると柿色の花を咲かせるのですが、
これが子供にはきれいで大きな花に思えたのです。

きっぱりとしたその花は一日でぽろっと落ちてしまいますが、
翌日にはまた別の花が咲き次々地面に落ちていくのです。

なんとなく季節の経過を知らせてくれているようで、
ちょっとした寂しさも感じたりしました。

その家には野球好きの兄弟がいてノウゼンカズラの前で
よくキャッチボールをしていました。

二人ともおチュウよりかなり上級生だったと記憶しています。

毎年この花が咲いているのを見るにつけ
必ずあのキャッチボール姿を被せて見てしまいます。

今年もノウゼンカズラの花を見つけました。
あれから何十回目かの夏がやってきたのです。

 


にほんブログ村
日常

次の記事

バナナ今昔