6月曇天の朝、出張先の記憶
今年は少々早かったですが、例年この時期に梅雨入りします。 😀
もう数十年も前になりますが、鳥取に頻繁に出張していた時期がありました。
あるとき、前夜相手方との酒宴があり、深酒で翌朝くたくたでした。
やっとの思いで起き上がり、宿の外に出るとどんよりと雲が低く立ちこめていました。
前日はあんなに晴れていたのにと少し驚きながら、帰りの列車の中で山陰地方が梅雨入りしたことを知り、合点がいったのですが‥‥
でも、そんな話ってその後いくらでも経験しているのですが、なぜかこの時期になると思い出されるのです。 🙁
鳥取に出かけるのもある時期だけだったため、印象が強いのかもしれません。
ただ、前夜の酒宴の様子や深酒の醜態、それに飲んだ日本酒がやたら美味しかったことなど、どうでも良いような記憶が、翌朝の曇天の空の後に金魚の糞のようにくっついて出てくるのです。
あれから数十年、毎年この時期に何の変哲もないある日の出張の様子が未だに思い出されます。
でも、案外鮮烈な出来事ばかりが記憶として残り続ける訳でもないことにちょっと安堵したりするのですが‥‥