当たりもののわくわく感
欲しいものを手に入れたいと思った場合、店頭で売っていればそれを買えばいい訳ですが、
くじでしか得られない場合、多くはレアものということになります。
そこでくじを引くわけですが、そう簡単には当たらないわけです。
すると、もう一回、さらに一回…… 😕
それそろかというわくわく感は何度も打ち砕かれ、延々とくじを引き続けてしまう。
外れれば外れるほどに熱くなり、手に入れたいという願望はさらに強くなりますが、反比例して冷静さは失われていくのです。
それは人間を始めてわずか数年の子供でさえ、近所の駄菓子屋ですでに経験するわけですね。
その後、人生でくじをを引く機会は幾度も有り、都度必要以上の出費を強いられるわけですが、
ごくまれに出会い頭に欲しいものを当ててしまうこともあります。
それはあくまで確率の問題に過ぎないのですが、
でも記憶にはその時の幸福感が強く刻まれてしまう。
獲物を追い求める執念は、人それぞれで、性格にもよるのでしょうね。 🙄
どこかの段階で、所詮当たりものはこんなものだと思えれば、その後の人生もずいぶん変わったものになるのかもしれません。
競馬好きの元同僚がいまして、才能ある人でしたが馬を前にすると、魅せられたように湯水のごとく金を使ってしまう。
ふと彼は今どうしているのだろうかと思ってしまったのですが……。