夏の置き土産

近所の桜の木ですが、何やら小さいものがへばりついていました。

近づいてみると、蝉の抜け殻

寒風にさらされながらも、ぎゅっと幹にしがみついているのですがね。

「あんたもう役目は終わったんだよ、誰か教えてやりなよ」てな感じかな 🙁 

中身が空になりながらも……しかし、その中身もすでにどこかで朽ち果てて、

その前にどこかの幹に卵を産んで、幼虫になり、地中に降りてしまっているはずですがね。

空蝉ですね、つまり言葉の深いところを今まさに見ながら、感じ入っております。

 

しかし、羽化する時には幹から落ちないか心配になりますがね、

一度しがみつくと案外強いものだなと感心!

でも、季節も変わったんだから大概にしなよ……空蝉さん