世間慣れしてしまった水鳥たち

 

いつものように大川沿いの遊歩道を歩いておりました。

すると、遙か前方にオオバンの群れが水面に漂っています。

昨秋北の国から飛来して、越冬し、そろそろ帰り支度の時期です。

この間、いろんなことがあったのでしょうねえ。

経験を積んでたくましくなっているのかもしれません。

 

すると、こちらを認識したのか群れが水面を滑るようにやって来るのです。

あれ、なに?

周囲を見回してもおチュウしかいませんから、ターゲットは私?

なんの用なのかと思う間もなく近くまでやって来て、ウロウロ泳ぎ回っています。

さては食べ物が貰えるんではないかと、当たりを付けて来たのに違いありません。

ということは、誰かが日ごろ餌をやっているということに他ならないのですが、

そういう経験を積んで生きる知恵を身につけたのでしょうねえ。

ところが、残念ながら私はなにも持ってません。 😆 

悪いね!

しばらくすると、こいつはなにもくれないということに気付いたようです。

ふん、てな感じでさっと遠ざかって行きました。

うーん……、損得がはっきりした連中だと心の中で舌打ちしながらも、

まあこうでなきゃ生きていけないんだろうなと思うようにはしましたけどね。

ただ、あの手のひら返しの早さはすごい! 😐