徐々に近づく健康寿命

前期高齢者となり数年が経過しました。

日本人の健康寿命は72歳を少し越えた辺りでしょうか。

徐々に近づきつつあります。

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。

そして、今年は健康寿命ということを強く意識させられた年でもありました。

 

というのも、良く酒を酌み交わした友人が、まさに健康寿命近辺で病魔に襲われたのです。

今年2月のことです。

突然電話もメールも通じなくなりおかしいと思っていたのですが、別の友人から連絡がありどうも脳梗塞で倒れたらしいと……

日ごろは健康面に無頓着で、血糖値は高く高血圧で痛風持ちで……これで良く生きてるなあとは思っていましたが、

その時は突然やって来ました。

 

その後、一命は取り留めましたが、後遺症は残り未だに言語障害と半身不随でリハビリの毎日です。

コロナ禍ですから、世間とは隔絶された介護施設にいて面会さえ果たせていないのですが……

そこで、今の彼の健康状態に複雑な思いを感じています。

 

介護施設では、当然酒は飲めないし栄養管理は完璧です。

そのような場所でかれこれ10ヵ月も生活を続けていますと、

血圧も下がり血糖値も正常、むろん痛風なんて発作も起こるでもなく……。

友人は見かけ上健康なのです。

でも、動けない!

喋れない!

 

おそらくこのまま平均寿命またはそれ以上生きるはずです。

でもねえ、後遺症で自分が何者であるかも分からないという現実があります。

生きるということはどういうことなのかって考えさせられた1年でしたが、

そういうおチュウも徐々に健康寿命に近づきつつあるということを意識しつつ、

さてこの先どう生きるべきか……