忍者の気配

青葉のきれいな季節が到来しました。

大木を見上げると、一面に枝が伸びその向こうには空が広がっていました。

ふと、カムイなら自在に枝から枝へ飛び移り、振り向きざまに手裏剣を投げ返してくるに違いないと!

影丸はこの葉隠れの術で一瞬のうちに姿をくらますであろうと!

だめだ……、妄想の世界へと入りそうで、未だにこんなこと考えてしまう前期高齢者なんてねえ。