2023-05-05 / 最終更新日時 : 2023-05-04 ochyu 回想・昭和のころ 心の休まる風景 ときどき気が向けば名もない駅で降り、山中を歩き回るのです。 たぶんそれは本能というものでしょうね。 理屈ではない何かが、勝手に体を動かしている。 かつてどこかで見た景色を追っているのです。 田畑が広がる山野の中にポツンと小さな小屋がありました。 子供のころ、夏の日、たしかにこんな場所を歩いていたと…… 虫取りに夢中で、汗だくの顔を上げると前方にこんな小屋があった。 そういった風景に出くわすと心が休まるのです。 関連