車を捨て去るということ
15年ほど前転勤で大阪に出てきた時、車を捨て去ったおチュウです。
それまでは車がないと生活できない町に住んでいたため所有していましたが、大阪では車がなくても交通手段はいくらでもあることに気付きました。
で、地理的に便利な場所に住むことにしました。
昨今、テレビを見ているとやたら車が突っ込む悲惨な交通事故が報道されています。
高齢者ドライバーの事故も頻繁に目にするようになりました。
老い先短いおチュウは、取りあえずそのような加害者になるというリスクから解放されたことになります。
もちろんそれと引き換えに失ったものもあります。
たとえばいつでも好きなところに移動できるという自由はなくなりました。
どちらが良かったかは軽々には判断できません。
このような便利な町に住めたから車を捨て去ることができただけなのでしょう。
先日横断歩道を信号が青になったので渡っている途中、車が止まらずに目の前を通り過ぎて行きました。
もう少しで引かれてしまうところです。
加害者となるリスクはなくなっても、被害者になるリスクは零になることはなさそうです。