焼き鳥的風土におけるカーネルおじさんの存在とは?
夏なら冷えたビール、冬なら熱燗を飲みながら、焼き鳥を食べる。
おそらく日本の大衆食文化の根幹に位置するものの一つでしょう。
もちろんおチュウもこよなく愛しています。
しかし、
ときにカーネルおじさんの店の前を通りかかるとき、
ふとアメリカを感じ無性にケンタッキーフライドチキンを食べてみたくなる時があります。
おチュウ世代には、
日本が貧しかった当時の豊かなアメリカの象徴ように思えるのです。
たとえば、
名犬ラッシーの家にあるバカでかい冷蔵庫や大きなボトルに入った牛乳など、
おチュウが小さかった頃にはとても日本では手に入れることのできなかった代物がアメリカにはありました。
ケンタッキーフライドチキンはそれらと同類のものを感じることができるのです。
焼き鳥のように小さな肉片を串に刺したものではなく、
チキンを手に持ち頬張る豪快さがそこにはあります。
呼び方も鳥ではなくチキンなのです。
ときどきそのノスタルジアに足元が救われ、
ふらふらとカーネルおじさんの店に吸い込まれてしまうおチュウがいます。
そしてチキンにかぶりつき名犬ラッシーの一員になるのです。