2018年10月30日
以前壺阪山駅に置かれていたハイキングコースの案内を見て一度歩いてみたいと思うに至った。
天満 →阿部野橋 →壺阪山 1時間程度で到着
当日朝は少しひんやりしていたが、歩き出すとちょうどいい気候で、秋の日のハイキング日和といえる。
壺阪山駅前からスタート
全長約11㎞ 約3時間あまり
高取町は古来薬の町としての歴史がある。推古天皇が日本で初めて薬草を摘んだのがはじまりと言われている。
あちらこちらに薬にまつわる目印やら建物を見かけた。
◎町内のあちらこちらに案山子
現在かかし祭り開催中ということです。
上り坂の両脇に古い町並みが続く街道筋
◎漢方を扱う薬店
次第に山の中に入っていく。ひたすら坂が続くが、道は舗装されているので悪路のようなことはない。
◎ハイキングコースの標識
左に折れ、山道へ! しかし、この標識は錆びていてほとんど判別できない。
危うく通り過ぎるとこだった。
◎針葉樹の林の中を行く
台風21号の被害があちらこちらに! 倒木や土砂崩れの跡があり、巨大台風のすごさを今さらながら思い起こすことに
◎苔むす倒木には新芽が!
自然のサイクルを感じる。倒木は朽ちて堆肥となり、種が落ち次世代の命を育む。
ひたすら林の中を上り続ける。
◎壺阪寺に到着
急に視界が開け、お寺が目の前に出現する。壷阪寺はけっこう大きなお寺のようだ。 立派な石仏もある。
拝観料600円を払い境内へ
◎巨大なメガネを発見
眼病に効くと言われている。境内は写真OKということなので一枚!
ちなみに合掌しながらメガネの中をくぐればいいと書いてある。おチュウはそれには及ばず。
◎奈良盆地を一望
急な坂のあちらこちらで見晴らしのいい箇所が点在する。ちょっと一休みし、遠く奈良盆地を見て足を休める。
この時点でかなり足腰に来ており、あとどれぐらいなのかわからないため若干の不安を感じる。
◎五百羅漢
高取城跡に近づく。あちらこちらの岩に仏が刻まれた場所が出現。注意しながら登っていく。急斜面で滑り落ちそうになる。木が生い茂げり、うっそうとしている。一人で登り続けると少し不安にもなる。
◎高取城跡
ついに登りきる。途中何度か進路に自信が持てなくなったが、マップを信じ忠実に上ることにする。峠直前で後ろから複数人の声が聞こえたので少し安心!
ここで一休みし、昼食を食べることにした。風は冷たく感じるが、身体は汗でびっしょり。ちょうど中和されて心地良い。でも気をつけないと風邪を引きそう。
◎ここからひたすら下り坂
登りはしんどいが下りは息が切れることもない。しかし、膝にくる。
◎猿石
突然猿石が出現。有名だが実際見るのは初めてで、ここにこういうふうに置かれているとは想像できなかった。
◎紅葉があちらこちらで
一気に下った。足はもう悲鳴を上げているが、もう少しでハイキングも終了するはずだ。
◎水車
マップ通り水車が出現。秋の日の里のような雰囲気に少し気分が和む。勾配は緩くなり、田舎道を下っている。
◎花が咲き誇る
これは花かどうか? 小さいころからよく見かけるが名前は知らない。
◎田舎の秋を楽しむ
遠くには柿の木に実がなり、川の水は澄んでいる。
田んぼは稲刈りも終わり冬の到来を待つ晩秋の気配が支配している。小さいころ故郷もこのような景色が広がっていたが、今はどうか ‥‥
壺阪山駅に無事戻る。
足はもう限界。舗装された道は日頃歩いているが、不規則な急斜面の山道は単調な運動とは対照的で、日ごろ使わない筋肉を使う。たまにはこのような山登りも必要かもしれない。本日終了!