僧侶の願いは
もうずいぶん以前から、
一心不乱にお経を唱える僧侶を目にします。
不定期に街角に立ち、
暑い日も寒い日も
前方を見つめ唱え続けているのです。
道に落ちているゴミを
拾っていることもあります。
僧侶の目的とは?
おチュウには知る由もありません。
年の瀬の寒い日に
100円玉を僧侶の持つ鉢に入れたことがあります。
すると、一瞬お経を止め、
強く大きな声で
良いお年をと一言返してきました。
それっきりまたお経です。
修行の一環でしょうか
よく見ると笠はほころび
厳しい日々の鍛錬の果てなのかもしれません。
緩いおチュウとは別世界の方です。
何を唱え続けているのか、
その目的は如何に?
もうかなりのお歳のようなので、
しばらく見かけないとちょっと心配になり、
久しぶりに見かけると
ちょっと安心し、嬉しくなるのです。