運命的なものか、単なる偶然か
JR天満駅ホーム
いつも変わらぬ一日が流れています。
電車が入ってきて乗客が降り、そして乗せて走り去る。
駅自体ずいぶん古さを感じるのですが、それがJRの駅の特徴を醸し出しているようでもあります。 😕
ホームに立つと、時々40年前のことを思い出してしまうのも、この変わらぬ古びた駅の雰囲気のせいかもしれません。
まだ、20代半ばのころ、出張で来阪し、たまたま大阪駅で人身事故の現場を目撃、
環状線に乗ったところで不覚にも気分が悪くなり、次の駅で降りました。
しばしホームのベンチに座り休むことに…… 😳
たしか夏の午後で、青い空と蒸し暑さが印象的で、音の記憶はない。
頭の中は先程まで生きていた人の姿であり、人の命とはと自分に問うていましたがね。
その時、てんまって書いた看板が目に留まり、そうかここは天満っていう駅なんだと……、
それから数十年間、この場所に来ることはありませんでした。
しかし、転勤やら引っ越しなどあり転々とし、大阪にやって来て、偶然この近くに住むことに!
そして、過去の記憶が蘇ったのですが……
以来、今日みたいな暑い日にこのホームに立つと、あの時の情景が思い出されるのです。
すると、時間があの時とリンクしてしまい、今ここにいることの意味を探ってしまいます。
でもねえ、実際はたまたま数十年後にここに住んでいるという事実があるだけで、何の関連性もないんだけど
人間生きていれば、毎日どこかに行き何かを経験するわけで、
歳を重ねれば、それだけいろんな場所で過去の記憶にリンクすることも増えるよねってことにとどめておきたい。
でないと生きてること自体重苦しくなってしまう。
人生なんて単純でいいんです。